2020年8月26日 入院しました(入院当日)

前日までなんだか入院の実感がなかったのでほとんどなにも準備をしていませんでした。なので、朝から着替えとPC、WiFiルータ、Nintendo Switch Lite、テレビを見るセットとそれらを配線するためのケーブル、充電器などを準備しました。

並行してタオルや歯ブラシ、シャンプーなど身の回りの物をカバンに詰めて病院に向かいました。前回の入院から時間がたっていないので手慣れたものです。

途中でステーキを食べ13時ごろに病院へ。入院手続き窓口で入院に必要な書類、保険証、難病手帳、限度額認定証を渡しました。「それでは2階西の病棟へ行ってくださいね。」といわれたので病棟へ…。病棟の入り口には面会禁止と大きな紙が貼ってありました。

ナースステーションに行き、「すみません、今日から入院予定のrikiと申しますが…」というと、「あれ?この間退院したrikiさんですよね。もう帰ってきたんですか?(笑)」と看護師さん。「なんか珍しい名前だったのでもしかして…って思っていたんですよ。ちょっと大変な時期ですがよろしくお願いしますね。」といいながら何やら準備をしています。「じゃあ病室へ案内します。あ、奥様もお久しぶりです。でも、コロナの関係でここから先は入れないんですよ…。前回はずっと一緒にいてくれていたのですが…申し訳ないです…。」といきなり謝られてしまいました。「まあ、安全が第一ですから仕方ないですよ。」といって嫁にはちょっと待っていてもらい病室へむかいました。部屋が空いていなかったのか今回は特別個室!に…。ま、今日だけしかいないのでいいかな…。

「荷物とか整理しておいてくださいね。すぐに来ますので…。」看護師さんが部屋を出ていくと広い部屋に一人だけになってしまいました。とりあえず持ってきた荷物を片付けようとすると別の看護師さんがやってきました。「rikiさん、血圧と体温測らせてくださいね。」と…。あぁ…懐かしい感じです。血圧を測りながら「この後、明日の説明とかがあるので部屋にいてくださいね。」と言われたのですが、こんなに広い部屋に一人だとなんだか寂しいので、「共有スペースのところにいても大丈夫ですか?」と聞きました。「あ、見えるところにいてくれれば大丈夫ですよ。」と言ってくれたのでさっさと荷物を片付けて嫁が待っている共有スペースにいきました。

喉が渇いてきたので地下にあるファミマに行き、アイスコーヒーとお菓子を買ってティータイムをしようということになりました。お買い物をして共有スペースに行くと、病棟から「rikiさんいませんかー!」と大きな声が…。「はーい、ここにいますよー」というと装具の業者さんから説明があるので病室へ戻ってくださいと言われました。

病室に戻ると装具の業者さんが入ってきて、装具の購入に関する説明をしてくれました。ただ、前回も聞いているので特に新しい情報はなかったです。そのまま、サイズを測るのかと思ったら別の担当者が後でくるのでちょっと待っていてほしいとのことでした。

装具の説明が終わると入れ替わりで看護師さんがやってきて、床頭台の入れ替えがありますという話でした。「床頭台?」って不思議そうな顔をしていたのを察したのか、「テレビとか冷蔵庫とかついているこれです。これを入れ替えるらしいです。」と説明してくれました。

その後すぐ、麻酔担当の方がやってきて明日の手術の麻酔に関する説明をしてくれました。まあ、この部分も前回とほとんど変わらないので特に問題なく話を聞いて同意書にサインをしました。

麻酔の説明が終わると次に、手術室担当の看護師の方がやってきて明日の手術の流れを説明してくれました。明日、朝一の9時からの手術になったそうです。なので、日付が変わったら水以外の飲食は禁止になりました。明日の流れを聞いていると少し実感がわいてきます。

これで終わりかな?と思ったら主治医の先生がやってきました。「rikiさん、明日頑張ろうね。」といって帰っていきました。

その後、看護師さんがやってきて、リハビリ室へ行くように言われました。

リハビリ室へ行くと、前回手のリハビリを担当してくれたSさんが…。「お久しぶりです。もう、帰ってきたんですね。(笑)」と病棟と同じようなやり取りをしました。その後、今の病状の口頭でのヒアリングと、チェックシートへの記入、あと、術前術後に運動能力を図るためのテストを受けました。このテストは10種類あって、ボールやコインをこっちからこっちに移動させてくださいとか、ここに棒を指してくださいっていう簡単なものです。だんだん対象の物が小さくなっていくのですが…。

ただ、簡単そうに見えても実際には思い通りに手が動かなくて時間が結構かかりました。100点満点のところ、48点でした。(普通の人?なら95~97点ぐらいとのことなので結構悪いのかな?)

テストが終わったら手のひらやひじなどをたたいたり、折り曲げたり色々とされるがままに…。最後に明日以降の話がありました。「明日手術ですね…。頑張ってください。そのまま多分ICUに入ると思うので、様子を見ながらICUに顔を出しますね。ICUでも様子を見ながらできることをやっていきますね。本格的なリハビリはICUから一般病棟へ戻った後からになります。早く復活できるように頑張っていきましょうね。」といってリハビリ室での対応は終わりました。

リハビリ室から帰るともうすぐ夕ご飯の時間….。ここで嫁とお別れしました。部屋に帰る途中看護師の方が、「rikiさん、シャワー室空いているのでもしよければ使ってくださいね。20時ぐらいまでならOKですよ。」と声をかけてくれました。

部屋に帰ると広い部屋に一人きり…。なんだか急に寂しくなってきました。持ってきたテレビ視聴セットを組み立て無事iPadでテレビが見れることを確認した後は普通にテレビを見て過ごしました。

夕食後、シャワーに入りテレビを見ていると看護師さんがやってきて、「rikiさん、明日手術だとなかなか眠れないと思うので眠剤をだしましょうか?」と聞いてくれました。ドキドキして眠れない長い夜を過ごしたくなかったので言葉に甘えて眠剤を出してもらいました。そうこうしているうちに22時…消灯の時間になってしまいました..。明日以降どうなるのか少し不安に感じながら眠りました。