2020年9月3日 採血と尿検査がありました(入院9日目)

病棟は22時になると消灯となり廊下の電気が消され、各病室を看護師さんが巡回して電気が消えていることを確認しにやってきます。そして、朝6時になると廊下の電気がつけられ、色々な準備を行っているようです。

今日は、6時を少し過ぎたころに看護師さんがやってきました。「rikiさん、おはようございます。早速ですが、今から採血しますねー。」と少し寝ぼけているrikiの腕をとり消毒して、注射器を刺し試験管3本ほどの採血をしました。「腕のしびれとかないですか?」と聞かれたので「大丈夫です。」と答えると「よかったです。」と少し笑顔な看護師さん…。「はい。採血終わりましたよ。検尿もあるのですが、今行けそうですか?」と聞かれたので、「いま、行きます。」というと、装具をつけてベッドを起こしてくれました。「はい。じゃあこれにのってください。」と車いすに載せてくれていつものトイレへ…。

トイレに行くと「じゃあ、この線まで尿を入れたらナースコールしてくださいね。」と言って去っていきました。装具をつけると下が見えず、四苦八苦しながらなんとか対応して、ナースコールをするとさっきと違う看護師さんがやってきて「どうしました?」と…。「検尿おわりました。」とコップを渡すと「わかりました。じゃあ少し待っていてくださいね。」といい、コップをもって出ていきました。1分もしないうちに帰ってきて、「rikiさん、服濡れちゃいましたね…。部屋に帰ってからお着換えしましょうね…。」と車いすにのって部屋に連れて行ってくれました。

部屋に帰ると、入院着を取ってきてくれて「お着換え手伝いますね…。」と手伝ってくれました。朝の忙しいときに申し訳ないなぁと思いながらお着換えを済ませました。

朝の採血と検尿でバタバタしましたが、それ以降はいつも通りリハビリ。

午前中は足のリハビリ。今日から歩行器を使って歩くリハビリが始まりました。歩行器にもたれかかった後、首の痛みがないポジジョンを探し、一番楽な姿勢のまま歩けばそう難しくなく歩けます。(もう3回目だからコツがつかめてきました。)

歩行器を使ってリハビリ室の中を4周ぐらいくるくると回り今日のリハビリはおわりました。「rikiさん、歩行器で歩けそうなので、明日の様子をみて病棟での歩行器の許可を出しますね。」とMさんが言ってくれました。

「許可?」と僕がきくと「はい。リハビリの状況をもとに歩行器使っていいよとか、歩行器なしで移動していいよっていう許可を出していくんですよ。主治医の先生もリハビリの状況を見ながら治療の方針も決めているはずですよ。」と説明してくれました。

そして、午後….。手のリハビリです。

リハビリ室に行くと少し大きめの電卓が用意されていました。「rikiさん、こんにちは。今日は電卓やりましょう。」とSさんがニコニコしながらやってきて「これが問題です。電卓で計算して答えを書いていってくださいね。キーボードを打つのと、字を書くリハビリになります。」といって問題用紙とえんぴつが机の上に置かれました。「この道20年のプロをなめるなよ!」と思い電卓に向かったのですが…..。装具で下が見えないし、手は思うように動いてくれないし、人差し指はしびれていて変な感覚だし..で、20問の計算に30分ぐらいかかってしまいました。やっと全部できたので「できました!」とSさんにいうと、「はい。じゃあ次行きましょう。」と答えの確認もせず….。「指を使うのが目的で答えが正しいことが目的じゃないので..。w」とSさん。男前だなぁ…。

電卓の後は肩を温めてマッサージ….。ですが、肩を温めるときにでっかいボールをもってきて「rikiさん、足を上げて、このボールを挟んでください。で、落とさないようにしていてくださいね。」と新たなメニューが追加されてしまいました。昨日、寝ちゃったのでそれの対策かもしれません…w

足にボールを挟んでいて落とさないように力を入れておかないといけないので当然寝れません….。

ということで、肩をあたためマッサージをして今日のリハビリは終了…。

「今日はここまでです。今日も、車いす押して帰ってくださいね。」とSさんがいうので帰ることにしました。

ナースステーションまでいくと「rikiさん、まだ許可が出ていないので病棟内歩いちゃだめですよー。」と注意されてしまいました。

ま、明日になれば歩行器の許可が出るはずなので明日までの辛抱だなと思いながら病室に戻りました。

病室に戻ると看護補助の方がやってきて「rikiさん、今日お風呂の日です。車いすで移動しますか?それともベッドで運びますか?」と聞かれたので「車いすで移動します。」と答えると、じゃあお着換え準備しますねーとあっという間に着替えやらタオルやらを取り出し「じゃあ、行きましょう!」と車いすをおしてお風呂場へ運んでくれました。

お風呂場もカーテンで仕切られているだけなのでプライバシーも何もないですが、車いすに乗ったままお風呂用の装具をつけてくれて、服を脱がすのを手伝ってくれました。お風呂場の入り口まで車いすで行き、そこから歩いてお風呂場の椅子まで移動しました。

「初めてのお風呂ですねー。」と看護補助の方が声をかけてくれました。「じゃあ、洗いますねー」とrikiはただ座っているだけで頭を洗い、体も洗ってくれました。久しぶりのお風呂はとっても気持ちよかったです。「そういえばさっき、ベッドで運びますか?って聞かれたんですがベッドでお風呂も行けるんですか?」と聞くと「お風呂用のベッドがあるので、病室からこのベッドに載せてお風呂まで運ぶんですよ。ベッドに横になったままお風呂場まで運びシャワーをすることができます。まあ、ずっと横になったままなのでちょっと恥ずかしいかもしれませんけどねw」と教えてくれました。「まだ自分でシャワーもできないので恥ずかしいという気持ちよりも感謝の気持ちしかないですよ。」なんて会話をしながらのお風呂タイムでした。